これから参加するみなさんへ。

もしも「正しい」を求めるなら、それはまさに学校に求めたらいいと思う。

そもそも正しいってなんだろう?
それは「多くの人が賛同すること」なのかなって思う。

でも、人ってそれぞれ違うよね。ということは、
思ったことを話したらみんな違ってしまう。
つまり「多くの人」から外れてしまう。
大きな「正しい」がある場所では
「自分らしく」が難しいことがあるんだ。

だから、 P.A.O では
「正しい」ではなく「自分らしい」を大切にするよ。

もし、本当に、正しいことを話したいんだったら
スマホで毎回検索して話したらいいと思う。
でも、それって、君がやる必要あるのかな?
人間は機械じゃないから
忘れたり、間違ったり、勘違いするけど
そこが面白いんじゃないだろうか?

参加中のみなさんへ。

「正しく言わなければいけない。」「間違えたことを言ってはいけない。」そう考え て一言も話せない子もいるよ。ゆういちは「その気持ちはよく分かる」って、今、言っ てるよ。ゆういちは、今、この本を書いているけど、まさに、正しく書こうとしてる。 例えば、地動説や天動説のことはたくさん調べたよ。間違えたことを書かないようにし たいから。でも、そうするとなかなか文章が進んでいかないんだ。間違ってるかもしれ ないと思ったら、また調べてってやって、いつまでたっても完成しない。そこで、気づ いたんだよね。ゆういちは、カンペキを目指してたってことに。それで、結局、カンペ キを目指さないようにしたよ。だから、もしかしたら、間違っていることがあるかもし れない。そしたら、ゆういちに教えてあげたらいいと思う。
『正しくない』というのは、人間のいいところだと思うんだ。カンペキを求めるなら 機械にやらせればいい。機械にできない、自分らしさをぜひ見つけてほしいよ。それを
見つけるヒントは『間違えた瞬間』にあるような気がするよ。

それでは、次へ。

次は…
「④やりたいから来る。」

④やりたいから来る。