②スポーツみたいに、やってみて学ぶ。
これから参加するみなさんへ。
2つ目。スポーツみたいに体験から学ぶ。
学校は先生の話を聞いたり、ノートに書いたり、覚える時間が多いかもしれないけど
P.A.O ではやってみることの方が多い。
どちらかというと、国語というより、体育に近いかな。
お話をする時、実は体をけっこう使っているんだよ。
例えば、声を出すためにのどの筋肉を使うし、
言葉を作るには、口や舌の筋肉、
笑顔で話すなら、顔の筋肉、
ジェスチャーを使って話すなら、指や手の筋肉を使っている。
それをただ動かすんではなくて、自分の思ったように動かす。
それは、もうスポーツと同じじゃないだろうか?
例えば、百メートル走なら、何度も走って練習するよね。
走らないで、ずーっと教科書を読んだりインターネットで勉強しただけで
速く走れるようになるかというと、たぶんならないよね。
だからスポーツみたいにやってみて学んでいこう。
参加中のみなさんへ。
『やってみて学ぶ』もよくやってくれているね。ゆういちの説明を聞いた後は、合図とともにやってみる。それをやったことがなくても、よく分からなくても。
実はこれが難しい人ってけっこういるんだ。どうすればうまくいくかを先にしっかり 聞いてからじゃないと不安でやれない人や、自分で考えることができないので、お手本 を見てマネすることしかできない人など。
ゆういちはわざと説明を少なくしたり、お手本をしないこともあるよ。それは、きみ が実際にやってみて発見するためなんだ。先に答えを言ってしまったら、自分で見つけ たり、考える楽しみがなくなってしまうから。もしゆういちが答えを言ってしまったら それにとらわれてしまって、それ以外の答えがせっかく見つかる可能性がなくなってし まうから。答えは一つとは限らないし、自分だけの答えが見つかるかもしれないから。 だから、やってみて、自分の答えを見つけてほしい。
それでは、次へ。
次は…
「③正しくきちんとではなく、自分らしく自由に。」
③正しくきちんとではなく、自分らしく自由に。