子どもの発達障害

子どもの発達障害

人見知りやこだわりが強い、
友達とうまくやっていけない、
言語が遅い、
目が合わない、
どこかに行ってしまう…。
そんな子ども達とどう接していけば
いいのでしょうか?

らっこちゃん親の会の宮田先生をお迎えして、発達障害について学びました。

今回は高機能の子ども達のことを中心にお話してくださいました!
表情がよめない。。。相手の気持ちが分からない。
自分の話が止まらない。何が言いたいのか分からなくなっていく。。。
相手の気持ちが読めないため、その場にふさわしい言葉や態度を選べない。。。

疑似体験をしました。
部屋の四つ角に人が立ち、同時に本を読みます。真ん中にいると、全ての音・声が同じボリュームで聞こえてきて何を聞いているか分からなくなり、混乱します。発達障害の子どもたちは、こんな風に聞こえているんだなと理解できました。がんばって1人の声に集中して聞いてみると何とか聞き取れましたが疲れました。これは大変だな…と実感しました。

聴覚体験

声の説明だけで、おりがみを折るワークもしました。
難しくて、途中で断念…。
折り紙体験

参加者の感想

小1の発達障害の子を持つ保護者です。 講師の先生の実体験も沢山お話しして頂き、基本的な障害に関する理解も親の感情に対する共感も持てました。 3才で診断が下りて以来、子どもの気持ちを少しずつ理解していたつもりでしたが、 疑似体験で改めて実感する際には、息子の苦労とそれに寄り添えなかった過去の自分を思い出し泣けてしまいました。(40代 女性)

あっという間の2時間でした。 体験談をふまえた内容はとても興味深く、知ることができてよかったです。 普段から『普通』って言葉を使うたびに、これって使っていい言葉なんだろうか?と感じていました。 この講座で宮田さんが話していた内容にふむふむと頷けました。 ちょっと違うかなぁと感じるこどもに対して、大人が怒れば周りの子ども達も同じような意識を持ち、 大人が「まぁいいんじゃないの」と接すれば子ども達も特に不思議には思わないという内容の話が印象に残りました。(40代 女性)

保護者の方からの本音の話を聴けて良かったです。(40代 女性)

聴覚4名の音読の中での聞こえ方、折り紙の言葉だけの指導の体験で実感できた。気持ちが分かった。 印象に残ったのは、発達障害の人がいるから世の中平々凡々ではない、ということ。(40代 主婦)

いろんな意見が聞けて良かったです。 一つの見方だけじゃなくて、いろんな見方をすることが大切なんだと思いました。 実体験が聞けて良かったと思います。(40代 女性)

実経験に基づく有益な話でした。 今後の方向と留意点など大変参考になりました。(60代 男性)

子どもがグレーで色々と迷いが私の中にありつつ参加しました。講座を受けて、またほんの少しづつですが、前向きに受け入れて一歩前進していけるような気がしました。(30代 女性)

本を読んでもらった体験が一番ピンときました。分かりやすく親の目線で話を聞けてよかったです。折り紙も自分が体験して分かりました!!とても分かりやすいです!!(30代 主婦)

実例をたくさん交えた分かりやすい講義でした。塾経営もされているということで、説明や資料も大変分かりやすく、正に発達障害の子ども達への支援に尽力されている方なんだと納得できました。(40代 男性 NPO職員)

保護者として、もう一度、考え直す機会を得られたと思っています。(30代 女性)

大人の発達障害

大人の発達障害

発達障害の特徴は、
子どもだけではなく大人にも
当てはまることはありませんか?
発達障害に気づかぬまま
大人になった人と
関わる方法は?

あの人はどう?自分はどう?

□ 会話中に圧倒的にまばたきが少ない。表情があまり変わらない。
□ 服装が年の割に幼い。もしくは非常にシンプルな服装(TPOに合わない服装)。
□ 落ち着きがなく、ずっと一方的に早口で喋る。または、聞かれたこと以外全く喋らない。
□ 気にしなくていい細かいところで、言い直したりこだわったりする。的外れな質問が多い。
□ 不適切な敬語、時に造語のような言い回しが多い。
□ いきなり泣く、怒り出すなど、感情のコントロールができない。
□ 時に何を言いたいのか分からなくなる。要点を整理して話すことができない。
□ しぐさや話し方に何となく違和感を感じる。チック症状がでる。
□ 対話中に電話がかかってきたとき、普通にそのまま電話の相手と話し始める。
□ 話し終わったあとに聞き忘れたことや言い忘れたことに気づくと、相手の状況を気にせずに急に話を再開するために戻ってくる。

参加者の感想

やっぱり自分も発達障害の気があるなーと思いました(笑) 意外にそういう人が多いんだなーというのが分かって良かったです。 親(特に母)にこの話を聞いてほしかった…。(19歳 女性)

発達障がいに関わる色んな人の話が聞けたのが面白かったです。 一人一人「みんな違って」いるから、まだまだ分からないことがたくさんあると思います。 だからこそ、できるだけ多くの人の視点を知らなければならないと感じました。 色んな人と楽しく生きていけるような人になれたら得だなと思います。 そうなりたいです。(20代 女性 大学生)

先生ご自身の実体験や身近なお話が多かったのでとても分かりやすかったです。 (40代 主婦)

同じ親の立場からのお話がたくさん聞けて、誰でも同じだなと思いました。 とても共感できる内容でした。(30代 女性 会社員)

分かりやすく、そうだよなぁと思うことが多く良かったです。 (30代 女性)

たくさんの人のいろいろな意見を聞くことで視野が広がりました。 (40代 主婦)

講師紹介

宮田志保子

中2中1小2の母親、旦那さんとおばあちゃんと里子でもらった大きな小型犬と暮らしています。
小2の男の子は自閉症(知的な遅れのある)です。わが子を通して見えたもの『どんな子も凸凹があるよね』。
長男のおっとりも、長女の怒りんぼうも性格なのか認知のゆがみなのか。『そんなことはどうでもいいよね~』が結論となりました。
彼らが今を楽しく有意義にすごぜるように、将来目標をもった大人になれるように日々奮闘。
親業以外に塾の指導者や子育て支援のNPOのコーディネーターをやっていますが基本どこでも子どもと遊ぶのが仕事です。

らっこちゃん親の会

2010年春に活動をスタート。目が合わない、言葉が遅い、どこかに行ってしまう、人見知りやこだわりが強いといったわが子を育てる親の会です。
多くは発達障害、自閉症スペクトラムの子どもたち、本人には悪気はなく親のしつけが悪いわけでもありません。
こういった子供たちに必要なのは『療育』と周りの適切な声掛けであり、親の会として望むことは 『地域の方とともにわが子を育て、地域の一員にしたい』というものです。
子供たちがのびやかに成長し、親が笑いながら子育てできるように複数の親子が支えあいながら日々活動しています。