「ひきこもり」についての講座を開催しました。
引きこもりの子を理解しようと思いましたが、
周りにいません。そう、引きこもっているから。
そんな引きこもりの子と関わる方法は?
彼らはなぜ、人間社会に背を向け続けるのか、
自立するには何が必要なのか、
どんなサポートが必要なのか?
木村篤史先生をお迎えして、ひきこもりについて学びました。
ひきこもりの特徴???
木村先生が、ひきこもりの子たちと関わる中で感じた、
ひきこもりの共通点です。
□ありがとうと言わない
□質問しない・聞かない
□音を聞くのが苦手
□プライドが低すぎる
□プライドが高すぎる
□文字が汚い
□あいさつしない
□応用できない
□やったことがないことはやらない
□モノトーンの服
□箸の使い方が下手
□メモをとれない
□会話が一方的
これって、ひきこもりだけの特徴かな???
わたしたちにもある気がするね。。。
参加者の感想
「引きこもりという選択肢があったかどうか」といった言葉が何度か聞かれ、始めはその状況を自分が作ってしまった自分がいけなかったのか、、、と思う部分もありました。ただ、本人が安心できる場(信頼関係ができている)が見つけられなかったのかな?と思える様になりました。(30代 主婦)
身近な方(子育て中のお母さん)でひきこもりというか発達障害のような方の存在がいたことに気づかされました。(40代 主婦)
引きこもりの特徴を見ていたら、半分以上あてはまっていることや、あてはまっていたことが半分以上もあった。自分の苦手だと思う特徴が、客観的に見れておもしろさとどきどきでした。引きこもりの人とかも理解してあげようとしても、それだけじゃだめだと思ってた。社会人にならなければ、と、理解してあげよう、のバランスをとることが、引きこもりの人の解決のキーワードというのがよかった。(20代 男性 )
とても濃い2時間でした。本音で話して下さっていることが伝わりました!小手先のテクニックではなく気持ちが伝わってきた。(20代 男性 会社員)
「引きこもり=家に閉じこもっている」のイメージがあったので自分に引きこもりの特徴が当てはまって「あぁ!」となりました。心の引きこもりもあるのかな?と。(30代 女性 日本語講師)
名言集
・拍手!
・親ができないこと=他人ができること。
・信頼関係ができてから、一歩すすんだ声がけ
(50代 女性 パート)
どきどきとすることが多々ありました。(この先、息子がどうなるか、、、)みなさんも、そう感じたかも知れませんが、学校の先生方にさえこういう講座を受けていただきたいと思いました。親が理解してあげる側にいるならば、先生方は怖がらず、引き出す方も受けて下さりたいと願います。
(40代 主婦)
先生の語り口がユーモラスで、かつ、すっと心に入ってくる言葉が多くてとても学ばされることがありました。「遠慮する」ことを普段意識せずに行っていたことにも気づきました。それは差別だったのだ、ということをずっと善意に近い気持ちですら行っていたのですね。(30代 女性 学校非常勤講師)
私は最近8年間ほど主婦をしていたのですがバイトを始めました。久しぶりに働き始め緊張のあまり、どもったり、あいさつをしない、きいてこない、メモをとらないとひきこもりの特徴にあてはまり胸が痛くなりました。(30代 主婦)
とても良かったと思います。特に最後の方で輪になってそれぞれの言葉を出し合うのが良かったと思います。(30代 女性 パート)
講師紹介
愛知県内でニート、引きこもり支援をさせてもらっている、木村篤史、41歳です。
5年、10年、15年、引きこもっていた若者達と共に自立支援寮で過ごし、彼らがどのようにして立ち直ってきたのかをこの目で見てきました。
彼らが何故、人間社会に背を向け続けてきたのか、そして自立を勝ち取るには何が必要なのか、
どんなサポートが必要なのかを現場にいる立場でお話しさせて頂きたいと思います。
今回は、僕自身も学校生活での人間関係に疲れ果て、高校を中退してから社会で何度も躓き、失敗してきた経験と、
そこから立ち直り、やがて自立支援の仕事に就くに至った経緯も含めてお話しします。
元々内気で非社交的な人間である僕が、なんとか社会で生きてこられたのは、いくつかの方法を見つけたからです。
そんな話もしながら、会場で皆さんとも意見の交換をさせてもらえれば大変ありがたいと思ってます。よろしくお願いします。