先日のシアタースポーツの稽古では「ステイタス」のトレーニングをしました。
ステイタスとは、人と人との間にある上下関係のことです。
ステイタスを意識して演技することで、より興味深い人間関係を表現できます。

エベルと夏希とさよで、父親、母親、娘のシーン。
中学生の娘が門限を過ぎても家に帰ってこない。
父親と母親がリビングで心配して待っていると、 娘が帰ってくる。

ステイタスのトレーニングをする前に、基本のシーンを作ろうとしたのですが・・・

エベルがシリアスなシーンに耐え切れず笑い出してしまいました。
「なっちゃんの目がキラキラしていたから。」とのこと。
でも、その笑いを生かしてシーンを作ることはできました。

次に、ステイタスの順序を付けます。
ステイタスが一番高いのが1番。
一番低いのが3番。
1番より低く、3番より高いのが2番です。

次は、この家族の中のステイタスを、1番と2番だけにします。
3人いるので、1番同士、または2番同士が上、または下を争うことになります。

このようにして、ステイタスを意識して演じることで、
人間関係を興味深くしていきます。