マジックボックスは、イメージの箱の中から、イメージを取り出すゲームです。
アイディアは発見するものである。
動画の中でこのようなシーンがありました。
ゆういち「箱の中に大切なものが入っているよ。何?」
さよ 「せっけん。・・・ラックスって書いてある。」
その時点では、さよはせっけんがなぜ大切なのかが分かっていません。
このゲームは
「大切なものといえば・・・、あ、卒業アルバムにしよう!」
というように頭で考えてから、物を決めているのではなく、
見えてきたイメージを取り出しているだけなのです。
なので、取り出した時点では、本人にも意味が分からないことがあります。
しかし、その後で、
さよ 「あ、分かった。私、アトピーでパッチテストやって、唯一使えるせっけんが「ラックス」だった。だから私にとって「ラックスのせっけん」が大切なんだ!」
と、発見しています。
このように、アイディアは頭で考えてひねり出すものではなく、
イメージの中から発見していくものなのです。
そして、その方が、自分の個性が生かされたアイディアが見つかることが多いです。
このゲームは、それに気づくためのものです。
アイディアの産婆
このゲームは2人組で行ないます。
箱を開ける方が活躍しているように見えますが、
2人で協力して行っています。
声をかける方の役割は「アイディアの産婆」役です。
つまり、箱を開ける人がアイディアを出しやすいように関わっているのです。
インプロでは、相手に関わる時に、相手のアイディアを刺激して、相手がアイディアを出しやすいように関わっていきます。