#05 受けの演技・フリートーク

傾聴

傾聴

ラジオのパーソナリティーやインタビュー、フリートーク、
共演者や仕事をくれる人への営業トークでなかなか会話が続かない、上手く会話がかみ合わない。
それは「話す力」よりも「聴く力」の弱さにあるのではないでしょうか?

あなたと話すと、相手が話しやすくなったり、本人も話すつもりのなかったことを引き出せたり、話が盛り上がったりしたいですね。
そのために、カウンセラーが持つ能力の一つ「傾聴」の力を手に入れましょう。

受けの演技の重要性

受けの演技の重要性

ラジオのトークで、隠れた大きな役割を担っているのが放送作家です。
とんねるずの番組では故吉野晃章さん、ダウンタウンの番組では高須光聖さん、ビートたけしの番組では高田文夫さんなど。
タレントが話している横で、つっこみもせず、ただあいづちを打ったり、言葉を繰り返したり、笑ったりしているだけのように見えます。
しかし彼らはその方法で、タレントを乗せ、話を促進し、やる気にさせ、いいパフォーマンスを作り、その結果、タレントが面白い話をすることができる。
放送作家はアイディアの産婆役。
彼らは高度なカウンセリング技術を持っているのです。

演技の際に、セリフが会話になっていない、掛け合いが上手くいかない・・・
演技は発信するトレーニングをよくしますが、実は、それより先に、受ける演技、聴くトレーニングをすることが大事です。
柔道の練習は受け身から始まります。それは受け身ができない者同士でいきなり投げ合ったらケガをしてしまうからです。
演技も受ける演技ができない者同士が、自分が発信することばかり考えて演技をしたらどうでしょうか?
発信しても誰も受け取らないのでしたら、会話が成り立つわけがありませんね。
傾聴トレーニングを行なうことで、聴く力を高め、受けの演技をできるようにしましょう。

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