2018年7月22日、名古屋にて第2回目の講座を開催しました。

家に帰ってしからないで、文句言ったりしないで。

子ども達と保護者の皆さんに、お約束をしてもらいました。このワークで自由に思ったことをやってほしい、言ってほしい。そのために自分の中にいる「検閲官」にお休みしてもらう必要があります。
しかし、後で「なんであんなこと言ったの?」「やめて」などと否定されることがあったら、自由にはなれず「誰かが望むであろう正しい答え」を探し続けます。
皆さんが約束してくれて嬉しいです。もし誰かの身体や心を傷つける可能性が出た時は、私からしっかりと伝えます。どうか信じてください。

名前コール

これは毎回やっていくつもりです。自分の事も相手の事も大切にする最初の練習です。

あるはれたひに


「あるはれたひに」木村 裕一・あべ 弘士

前回の「あらしのよるに」を読んだ後に、この続きを聴きたいか、それとも聴かずにいろんな未来を残すか、という質問をし、続きを読むことになりました。続きを読みたい、聴きたい、と自発的に思う、それが「本大好き作戦!!」で目指すところです。きっかけは与えられたとしても、自分から欲しいと思えなければ、いつまでも自ら本を読む子どもにはなれませんから。

くだものなんだ


「くだものなんだ」きうち かつ

前回の「やさいのおなか」の時にお伝えしたことが、皆さんの中に残っていてうれしいです。子どもも大人も、自分の言葉をみんなの前でシェアしてくれました。素晴らしい!!

よかったねネッドくん


「よかったねネッドくん」レミー チャーリップ

正直言うと、邪道な絵本の楽しみかもしれません。本来なら、作者が決めた「よかった」と「大変だ」に沿って読み進めるものだと思いますが、私はこの作者と気が合わず、素直に楽しめない本でした。そこで、「自分だったら何が嬉しくて、何が嫌なのか。」を感じ取り、それを表現する事を楽しむゲームに変えてしまいました。作者と同じ感性の人もいれば、違う人もいるでしょう。例え隣の人と違う結果になっても、恐れず、楽しんで表現する。それが自分なのだから。

ぼくのにせものをつくるには


「ぼくのにせものをつくるには」ヨシタケ シンスケ

ボクとロボットに分れて、絵本と一緒に自分を相手に伝えるゲームとして楽しみました。

みなさんの感想にもありましたが、親子でしっかりと自己紹介をすることが、あんなに優しく楽しい時間になるのですね。感動しました。改めて自分のことを知る、そしてそれを相手に伝える、そしてそれを相手が温かく受け入れてくれる。この成功体験は、これから先、自分を表現する時の大きな勇気となって、行動する力を育ててくれます。

その後、「鏡(ミラー)」というインプロをしました。相手とそっくりに動くゲームです。本来は人間役も鏡役も、お互いに感じ合って協力し合って進められるとよいのですが、まだ鏡が一方的に追いかける図になっているチームが多かったかな、と思います。でも、今はそれでよいと思います。頭で理解し正しく行動するのではなく、自分たちがどうやったら一番楽しめるのか、その方法を生み出す力をゆっくり育てていきたいですね。