「ツードット」とは?

ツードットは、紙に描くタイプのインプロです。
キースジョンストンは、1960年代にアートスポーツを開発していましたが、ツードットはその時のゲームです。
キースは、演劇で対戦するシアタースポーツを作りましたが、アートスポーツは、絵で対戦をするイベントです。

「ツードット」の進め方

2名以上で行ないます。
紙とペンを用意します。ペンは色違いが良いでしょう。

1.はじめに2つの点を描きます。
2.順番に一人ひと筆ずつで絵を描いていきます。
3.絵が完成したら、一人一文字ずつ文字を書いていき、この絵のタイトルを書きます。

言葉を使わないで、行いましょう。
(相手と協力するため、相手を気遣うための言葉がけはOKですが、絵についての言葉は話さないようにします。)

もし、途中で困ってしまったら、紙の他のスペースに新しい点を書いてもいいです。

「ツードット」の目的

アイディアを受け入れる

相手からのアイディアを受け入れ、お互いに予想のつかないゴールにたどり着くことができます。
アイディアを受け入れ合うことだけで、未知の世界に行くことができることを体験を持って学びます。

Blockingの修正

これは、相手からのアイディアを拒絶する「Blocking」の修正に良いゲームです。
演技で拒絶をしたかどうかは分かりにくいことがありますが、ツードットは受け入れているかどうかが作品を見れば一目瞭然です。

アイディアが絵に現れる

シーンでは分かりにくいアイディアも、絵にすると一目瞭然です。ブロックをしたかどうかが絵を見て分かります。

絵を描くことに自信のない人は、例えば、相手が耳を描いたら、反対側の耳を描くなど、相手のアイディアを真似する傾向があります。

即興的に対応することに自信のない人は、顔の輪郭を描いたり、大きな線を描いたりして、絵のコントロールを握ろうとします。

「ツードット」をやってみよう!

紙とペンがあれば、ツードットはすぐできます。
しかも、年齢関係なく。
小さなお子様と一緒に楽しむこともできますよ。