こんにちは。

ゆういちです。

ゆういちは11歳になりました。

小学5年生。

よく遊んでいた女の子がいた。

それは、今考えるとはじめてできた彼女だったのだと思う。

でもその時は、僕の頭が幼すぎて、

ただの女の子の友達だったかもしれない。

でも大好きだったなぁ。

その子が僕の家に遊びに来る理由は

「ゲジゲジを見たいから」

だった。

でも、二人でゲジゲジを見た記憶はない。

大人になっても、彼女のことはずっと心に引っかかっている。

アートセラピーという心理療法で

絵を描いたことがあった。

心に引っかかったシーンを絵に描いて、

解決していくのだ。

それがこの絵。

一緒に僕の家で宿題をしたり、

夏休みの宿題のポスターを

僕の家で一緒に描いたり。

音楽の授業で、僕は笛を吹くのが苦手だったので、

一緒に海へ行って練習したり。

これは、美術の授業で作ったブロンズ像。

「風船を膨らませている顔」がテーマ。

このように展示してあったのだけど、

しばらくすると、キスしているように向かい合わせて置かれていた。

僕と彼女が仲が良いのをひがんだ誰ががやったのだろう。

そんな奴は、ほっとけばよかったのだけど、

その時の僕は、男子に仲間入りをしたかったのだろう。

ある日、水泳の授業中。

僕の後に続いて彼女が泳いでいた。

でも、僕は水泳も苦手。

もたもた泳いで、プールから上がると、

彼女が

「遅いなぁ!パンツ脱がすよ!」

と言った。

お互い、これは冗談だと分かっていた。

でも、ひがみにうんざりしていた僕は、反射的に

「こいつ、パンツ脱がすって言った~。スケベや~。」

と、周りの人に言った。

そして、

僕はそのことを謝ることができず、

その日で、二人の関係は終わった。