舞台を終えて思ったこと

私の演劇はもともと
とても過剰でありました。
まるで自己主張の塊の
ような演劇でありました。

それが最近の稽古の中では
少し落ち着いてきたと言うか
今までのような押し出しは
ないが、寄り添っていくような
柔らかさが出てきたと
少し嬉しく思っていました。

少しは私も大人に
なってきているのだ(*゚▽゚*)

けれど本番の前日あたりから
私は本来の私に戻っていきました。
力技のオンパレード(−_−;)

結局、本番になって私は
過剰な自己主張をしていた。

「インプロは普通でいい。
普通が本当はとっても
個性的なんだから。」

と言うゆういちさんの
言葉を信じずに、いや頭では
分かっていたけれども
行動で示していなかった。

「私の普通は」そこには
存在しなかった。

自分自身をどう扱おうと
それは俺の勝手である!
これが俺の考えで
理解できなければ
理解できないで良い!

と言う他人の世界と
自分の世界を断絶する
考え方がやっぱり再び
顔出してきた。

ほんとはこんな力に
頼りたくない!
しかしやっぱり「いざとなると」
私は、この諸刃の剣を
手にしてしまうのでした(−_−;)

自分の存在全てを
自分のものだと思っている
今思考している事は
自分だけのものだと
思い込み始めて
しまうことの怖さ。

すべてが順調に
流れていくわけではないのですね。

知っていても
どうしても楽な方に
流れてしまうと言う
自分の怠惰な部分。

自分は本当に
何も持っていなかったのに
昔、私は空っぽだと認めた時から
すべて始まったと言うのに。

まるで今ある環境が
立場が全て自分で
勝ち取ったものであるかのように

そーゆー傲慢さが
確かに私の中にはある。

感じが悪い演技
私は見せていたと思う。
自分でもわかっていながら
止められない部分が
自分の中に確かにある。

それは普段は制御できるものだが
「いざと言う時になると」
私はどうしてもそっちに
引っ張り回されてしまう。

そちらが本質だと言うところ
までは自分を落としたく無い(-_-;)

やっぱり本番を終えた後と
言うのは気分の浮き沈みが
激しいです。

全てがオーケーだったと
思えるところもあれば
結局肝心なところは
何も変わっちゃいないと
落ち込んでる時もある。

全てをきれいにまとめて
いかなくたっていい。
ドラマじゃないんだから!

私はもう何度も同じような
思いを繰り返している。
よくもまあ飽きずにと思う位。

今の揺れてる感じを
私はとても気に入っています。

今週は振り返りがあり
それを持って今回の
シアタースポーツの締めくくり。

モヤモヤを残さないためにも
全部伝えていこうと
浜ちゃんは言っていましたが

このシアタースポーツの
期間を通して各所で見せる
浜ちゃんのまっすぐで優しい言葉を
私は「今」とても気に入っています。

みんなの公演を終えた後の
それぞれのシェアを見ていても
私たちブルーオーシャンはもう、
それぞれ新しい海に漕ぎ出しています。
だからきっと揺れたって
当たり前なんだ(*゚▽゚*)
今の揺れを楽しもうっと!