遅くなりましたが、1月18日木曜稽古の記録をします。

この前は学びが多かったぞ~!
 

<セリフの繋げ方のポイント>

言葉(事実)だけに反応しない。その言葉の言い方、勢い、雰囲気を読み取って、

それに続ける。そうすることで不自然な印象を与えない。

 

〇空気を読むというより、その場で演じている人たちの感情を読む

その感情に続ける何かを提案する。

⇒これが恐らく「考えすぎない」「感覚的にシーンをつくる」ということではないか?



奇抜なアイディアはつかいどころがある。その場の感情に合わないアイディアは

(単体としては面白くても)避けるほうが無難。

→やはりある程度ノッてきてからがいいのでは?

 

 

<シーンの繋げ方のポイント>

〇焦って前に進めようとしない。ストーリーの要所しか表現しなくなると、

ダイジェスト感が出てしまう。

→根源にあるのは不安感。だらだらしたシーンにならないように、

お客さんを退屈させないように、要所→要所→要所と、要所ばかりのシーンしてしまいがち。



発言と発言のつながりや、シーンの移り変わりのクッションは必要。

そこをだらだらしていると感じさせないためには、事実だけではなく感情をつなげる。

そうすればエネルギーが高まるから見ているほうも退屈しない。

 

 

〇「盛り下げたらまずい」「変なこと言ってしまわないかな」という根源的な不安が、

勢いを落とすアイデアを誘発する。

自分がかかわるシーンがテンポよく、うまくいっているということは、既にエネルギーが

高まっているということなので、(不安になる気持ちを抑えて)そこで逃げない。

 

⇒ジェットコースターのイメージ。高まっていったら、”絶叫的な下り”を作り出す。

”絶叫的な下り”=場面転換=ティルト 何かを起こす。ここは流れを無視してもいい。

 



<セリフの表現のポイント>

うまくいかなかったことをアイデアの問題だと決めつけない。

同じアイデアでも、前向きな言い方、元気な言い方、勢いのある言い方だと面白くなる。

→これは極めて重要。言い方ひとつで、伝わる(表現される)「感情」が変わってくる。

 

⇒一段高いことだが、自分の発言が相手にどういう感情の変化を起こすかを意識してセリフを言うと、よりよいシーンが創りさせる。

 

 

〇(YESレッツの反省)自分のそのシーンのイメージが他者に伝わっていない。

→「何々をしよう」と、自分が言いたいことをいうだけでは相手に完全に伝わらない。



理由をつけて提案することで、真意が伝わる。

 



〇セリフを頭で考えるではなく、体を動かす。

動きを止めないで、動き続け、次のモーションへ移る。

→身体のリアルな記憶を呼び覚ます。

 

 

<その他のポイント>

〇話のメインストリームをいくことを心掛ける。いい加減無駄なプロセスを踏むのはやめる。

無駄な枝葉を伸ばさない。

例)旅行  ×地図を見よう ×飛行機に乗ろう



〇「合わない人」「スムーズにいかない人」とのインプロを大事にする。

→予想外のことが起こる楽しみ。(無意識に望んだ)自分の理想と違うことが起きていることに対して、拒否したら、いつまでも自分の枠から出られない。



〇ペアを組んだ相手と、その人としかできないことを見つける





<チームの話し合いより>

〇無理に個性を出そうとしなくてもいい。自然にやれば個性が出るタイプのチーム。



〇欠落した人間(~ができない人間)を演じるのではなく、~ができる人間を演じる。

→その方ができる演技が多いから。

 

 

PS.

「事実だけでなく誰かの感情に目を向け、表現する」

最近すっかり忘れていたけど、大学生の頃の一番の課題だった気がします。

社会人になって、できるようになった気がしていたけど、

本当はただ単に表現自体をしなくなっていただけ。

 

できること/できないこと――自分の根本的なスタンスというのは、

そう簡単に変わりはしないものですね。

(了)