私は漫画が大好きです(*゚▽゚*)

「あさひなぐ」と言う最近
劇場版にもなった
女の子の薙刀の漫画があります。

その中でとても良いフレーズが
あったので書き留めて
おきます。

言葉は嘘をつく
残酷な現実を優しい言葉で
両眼を見えなくしてしまう。

心の中の思いを
簡単に言葉に出さない事。
その目で視ること。
そして今何をすべきなのか考えること。

この作者はそのことを
「心の純度を保つ」
「意志の純度を保つ」
と言う言葉で表現されていました。

最近、言葉を多用、乱用している
私にとって、このセリフがとても
引っかかっています。

自分の思いよりも「先に」
言葉として出してしまったものは
とても軽い。「分かっていても」
自分でも言葉の暴走を
止められない時がある。

ほんの一瞬でも「言葉を飲み込むと」

それで初めて目の前の
現実が視えることがある。
その景色を「どう生かすか」は
自分次第、勇気次第。

自分の言葉に1%でも嘘が混じれば
残りの99%の真実も台無しになる。

心の純度を保つこと。

とても厳しい言葉
余計な優しさや言葉はいらない。
必要なことを
行動し、伝えていくと言う行為。

停滞している場面
困っている相手を
なんとかしようと思って
出る言葉、関わり。

ただむやみに飛び込めば
良いというものではない。
その場で必要なことを
ただひたすら「視る」こと。

演劇は現実ではない。
ただそこで出される
一つ一つの言葉は
リアリティーがあるべきだ。

そのリアリティーと言うのは
自分の本能のまま
垂れ流しにする行為ではなく。
自分と言う器をその場の
関係性、必要性において
最も必要な形で
生かすこと。

もっとも自分の存在そのものが
生かし切れた場合は
きっと生命が、いのちが喜ぶはず
「その感覚を覚えておくこと」

いつもの自分のスタイルや
自分の言葉遣いが
抜けなかったり
そこにこだわったりすると言うのは

どこかに嘘があるのだと思う。
私は私という存在そのもの
に確かなものを見出せず
あまりに薄っぺらい
ハリボテのような部分に
しがみついているのだと思う。

見せかけの強さではなく
誰かのための優しさではなく
ただ私は何のために
ここにいるのか?
と言う単純な問いかけを
繰り返す。

言葉が減ると
それだけ何が起こるか
わからない。
余白が増える。
その不安に持ち堪える事。

心の中のことを
簡単に口にしないことで
思いを心の中に
持っておくこと

これは私が自分の武器の1つとして
言葉をとても大切にしてきたつもりが
とても浅はかで小手先で
どうしようもなく利己的に
使ってきたのだと。

そして言葉に実感を
乗せていくためために
言葉を減らしていく。

なんだか行ったり来たり
繰り返しているような
そんな感覚にもなる。

これは螺旋階段なのだと
信じてこの振り子のような作業を
淡々と繰り返していく。
言葉の持つ本当の力を信じて。

そして、私はまだ何も
わかっていないのだと
言うことを再確認して。

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