こんばんは。
ゆういちです。
公演まで一か月を切ったので、
レッスンにも熱が入ります。
今日のレッスンでは、おかしなキャラクターが目立ちました。
なんならキチ○イみたいなのもありました。
お客さんを楽しませようと思ってのことだと思いますが。
でも、それをやっても、全然魅力的じゃないし、
お客さんは演劇の世界から抜けてしまうし、
しかも、面白くない。
三重苦です。
シアタースポーツでは、ストーリーを作る方法を学ぶと同時に、
ストーリーを止めることについても学んでいます。
ストーリーを止める方法は17あり、
「Blocking」
「Cancelling」
「Being original」
「Gagging」
「 Comic exaggeration」
などなど。
俳優が笑いを取りに来るときは、
これらの「ストーリーを止める」という切り口をまず使います。
なので、それらを使うとストーリーは上手くいかなくなります。
じゃあ、どうすればいいのかというと、
「楽しませようとしない」
「サービスしない」
「退屈させる」
それをすることで、本来の自分が現れ、
結果それが人それぞれ違っていて面白い。
そして、楽しんでもらえる。
ということなのです。
所詮、俳優はお笑い芸人ではないので、
そんなトレーニングなんてしていないのだから
安易に笑いを取るというのは無理なのです。
というか、安易にそれができると勘違いしてしまうのは
お笑い芸人をバカにしているとも言えます。
だから、ただ、真面目に演技をすればいいのです。
笑ってもらうために、キチ○イになる必要はありません。