2016年8月、東京から、今井敦さんをおまねきして、
ロングフォームという、長いお話を作るインプロを教えて頂きました。
2015年度開催の様子と参加者の感想
2015年度の参加者の感想です。
机を拭いたり、窓を拭いたり、料理したり…と仕草をしている人に関わって、
お芝居を作るというワークで窓を拭いている人に話しかけようと思っても何も出て来ませんでした。
「何か言わなきゃ」という焦りもあって、焦れば焦るほど何も出てこなくなって。
そんな時に今井さんから何も出てこなかったら待てばいいと声をかけて頂いて、
毎回「言わなきゃ」が強かったことに気づきました。
想像できて「あ!」と思って、入っているつもりでしたが、
自分が頭でどれだけ考えていたか思い知らされた気がします。
それと同時に今まで想像して自分が安心してから、入っていたんだなと思いました。
相手のためではなく自分のためだったのだと恥ずかしくなりました。
仕草や近くに行ったら、見えるものもあるのだなと思いました。
そして、お客様の視点に立って、どのように見えるか感じ取るのも大切なのだと改めて感じました。
苦手意識を持っていた『サンキューゲーム』でも安心して入れました。
いつもは「何が見える?どう見える?しっかり見て想像しなきゃ」と思っていたのが
身構えずに相手を視界に入れたら、色々気になるところも見えてきて、発想も湧いて、楽しく入ることができました。
相手に関わるという恐怖心もありませんでした。
ただ順番を決めず、入るとなると最後に入ることが多く、
やはり安心してから入っているなということに気づきました。
シーンでも想像してから入るので、
その想像が流れてしまった時は次の想像を…と頭で考えてしまっていることに気づきました。
だから、最後まで入れなかったり、出遅れたり…。タイミングが合わなかったり…。
この二日間で自分の欠点に気づきました。
自分勝手なタイミング、自分勝手な想像、気持ちで…ではなく、
相手のために相手の気持ちを受けて「ここだ!」という時にスッと入れるようにできたらと思いました。
入ってから、相手の様子とその雰囲気、空間も感じられるようになれたらいいなと思っています。
楽しく受講する中で、多くのことが学べました。
「入れる入れない」の初歩の段階をクリアして、
入ってどのように動けるか、どんな物語になるかを楽しめる位に成長したいです。
(30代女性)
誰が教えてくれたの?
今井敦さん
即興演劇「だんすだんすだんす」主宰。
ザ・ス-パー・カムパニイ所属。
1957年4月25日生。
1977年劇団ザ・スーパー・カムパニーに入団(竹邑類 主宰)。
その多くの作品に出演。
その他、ミュージカルをはじめとして数々の舞台に出演、
TV・マスコミ等でも活躍。
1995年 即興演劇(インプロ)との出会い。
2000年 独自の解釈による、即興演劇「だんすだんすだんす」を旗揚げ。
現在に至る。
「即興演劇のワークショップ」をきっかけに、参加者全員で「物語」を創っていくというパフォーマンスを考案。
即興劇(インプロ)ワークショップを開催するなど、即興劇(インプロ)講師としても活躍。
出演作品
【テレビアニメ】
1996年 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(新八)
1997年 ケロケロちゃいむ(弟、なめーる君)
1998年 発明BOYカニパン(クロヤーギ)
1999年 こちら葛飾区亀有公園前派出所(日暮熟睡男〈2代目〉、両津金次郎)
【OVA】
1997年 ベイビィ★LOVE(瀬戸家の父親)
【ゲーム】
2010年 こちら葛飾区亀有公園前派出所 勝てば天国!負ければ地獄! 両津流 一攫千金大作戦!(日暮熟睡男)
【舞台】
夏の夜の夢
ホワイト・レビュー
オーカッサンとニコレット
カメルンと呼ばれた女
アパートの鍵貸します
花
今井敦さんは、アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の「日暮熟睡男」の声優をされています。4年に1度のオリンピック刑事とのことで、久々に、9/18(日)9時~10時フジテレビ「こち亀スペシャル」にて登場しました。