子どものためのシアタースポーツ
電子ゲーム等で一人の世界に籠り友達と遊べない子が増えています。
学校や家庭では比較され競争を強いられ、友達は競争相手となり、協力や助け合う機会がなくなっています。
そこで、劇遊びを通じて楽しみながら人と人との生の関わりを体験してほしいです。
シアタースポーツは劇遊びのチーム戦。
チーム対抗により、チーム内で協力し、助け合うことが促されます。
異年齢の交流により、異なる考えを認め、受け入れあうことを目指します。
このような想いで開催しています。
最近私達が出会う子どもたちはこのようなことに悩んでいるようです。
・自分の意見が持てない。自分の考え、感情を表現できず、他者に合わせてしまう。その結果、親のいいなりになって、自分の望む人生を切り開くことができない。
・自分の意見があっても外に出すことができない。自分を出したら傷つけられるから。その結果、何が好きで何が嫌いかさえ分からなくなっていく。
・他者との違いを劣等感と感じて、自分の個性に自信が持てない。
・他者と違うことを恐れる。他者に合わせられない事柄については、自分を守るために攻撃的になったり殻にこもる。
・電子ゲームなどで遊ぶことはできても、生身の体でほかの子供と遊ぶことができない。他者と仲良くする方法を知らない。でも本人は他者と仲良くなりたいと思っている。
・人と関わる時、携帯やゲームなどを間に挟むことで安心して繋がることができる。繋がっていると信じようとする。それにすがる。
そこで、私たちはインプロを活用したワークショップを行なっています。
ワークショップとは参加型の体験学習。知識を覚えるのではなく、体験の中から自分で学んでいく学習スタイルです。
頭で覚えたとことは、実践で活用しにくいですが、体験したことは体が覚えています。
頭で考えることよりも、体と心で感じる体験をすることができます。
ワークショップでは、自分とは違う様々な人たちの中で体験することによって、自分一人では見つけられない考え、気持ち、可能性に気づくことができます。
心も体も安全な環境で積極的にチャレンジをし、失敗し、自分を成長させることができます。
まず、自分自身を楽しませること、それから相手を楽しませること、その結果、周りのいろいろな人々を楽しませることに繋がると実感することができます。
その体験を通じて、自分の気持ちに気づき、他者の気持ちを思いやり、お互いに受け入れ合い、認め合うことができていきます。
こうして子どもたちは自分の気持ちや考えに気づき、他者と良い関係を築いて、自分らしい人生を歩むことができるようになっていきます。
子ども達の将来のために
近頃はニュースで事件を聞くたびに「想像力の欠如」という言葉を聞きますね。
コミュニケーション力の低さが社会問題となっています。
演劇は人間関係を映す鏡。他者を演じることで
他者の気持ちを理解することができ「対人感受性」を育てることができます。
欧米の学校では音楽、美術と同じように演劇教育が行われていますが、
日本では表現・コミュニケーションを学ぶ機会が少なく、
大人になり社会に出てから急にコミュニケーション力が求められるようになります。
勉強だけできたとしても、
空気が読めない、
自分で考えて行動できない、
コミュニケーションが取れない・・・
だと将来困るかもしれません。
大人になってから慌てないように
今から表現・コミュニケーションの勉強を始めませんか?
ご賛同者が増えています。
私たちの活動の趣旨をご理解ご賛同いただいた小中学校からは授業のご依頼をいただいております。
今までの開催例
・愛知県扶桑町立山名小学校 愛知県の事業「授業名人」
・安城市立安城西中学校
・安城市立桜井中学校
・安城市立桜町小学校
参加者や保護者、主催者の方から以下のような効果があるとの声が上がっています。
・相手と協力する力がつく。
・他者への興味、対人感受性が育てられる。
・発想力・創造力を高めることができる。
・自分を大切にすることができる。自分を好きになることができる。
・授業、課外活動、学芸会、他者とのコミュニケーションなどで表現力が高まった。
前回の様子
2013年に開催した時の様子です!講座の雰囲気をお楽しみください。
参加者の声
参加者の声
1.このワークショップに参加しようと思ったのはなぜですか?
・前回やったのがおもしろかったから。
・たのしそうだったから。
・ともだちができそうだから。
・たいけんかいにいったら、すごいたのしかったから。
・チラシを見ておもしろそうと思ったから。
2.このワークショップが始まる前、どうなりたかったですか?
・人前でもはずがしがらずに、何かしゃべる。想像力をつける。
・人の話を聞けるようになりたかった。
・コミュニケーションができるようになりたかった。
3.このワークショップを通じてあなたは変わりましたか?
・とても変わった 35%
・ちょっと変わった 53%
・あまり変わっていない 12%
どんな風に変わった?
・想像力ちょっとは深くなったと思う。
・新しいゲームでよくがんばった!
・歌も歌えたこと!
・人の話が聞けるようになった。
・きんちょうかんがうすれてきた。
・ともだちがいっぱいできた。
4. その他、感想。
・まねきねこサイコー
・さよとゆういちがすごくせつめいがわかりやすかった。
・みんなの力を合わせた!
・みんな別れをするのはつらいですが、写真をとったからうれしいです。
・ゆういちとさよがやさしくてよかったです。
・もっといっぱいやりたいでーす。
・ワンシンガーでは、はじめてやって、分からなかったことはてきとうにやろうと思ったけど、全部歌えてよかったです。
5.次回もこのワークショップに参加したいですか?
・はい 100%
・いいえ 0%
・おもしろいし楽しい!!好きだから。
・発表のせいかを見せたい!
・たのしいし、ともだちもできるから。
・なんどやってもたのしいから。
保護者の声
1.このワークショップに参加させようと思ったのはなぜですか?
・前回参加して、子供がまた参加したいと言ったので。
・子供の強い希望。
・言葉以外の表現力をつけられたら良いと思ったからです。
・子供が自分から「参加したい!」と言ってきたので参加させました。
・表現力や仲間と作り上げる力をつけるため。
2.このワークショップが始まる前、どんなことを期待していましたか?
・帰ってきた時の笑顔。
・今度はどんな顔が出てくるか期待を越えてくるから楽しみです。
・何でもチャレンジする気持ちを持ってほしい。
・本人が自主的に動けるようになる事。
・いつもモジモジと何を喋っているのか分からなかったので、インプロを通してはっきりとモノを伝えられるようになってほしかった。
・自分の考えを自由に表現できるようになること。
・失敗や恥ずかしい気持ちを気にせず、自分を素直に表現できるようになってほしい。
3.レッスン期間中にお子様からどんな話を聞きましたか?
・英語落語は楽しかったそうです。
・東京から来た先生の時は、きびしかったーと言っておりました。
・楽しくて仕方ない内容ばかりでした。
・とにかく楽しい、おもしろい、スタッフの人も大好き!と聞いておりました。
・たくさんお友達ができた。
・ダンスの練習が楽しい。
4.発表会に出ているお子様を見てどう思いましたか?
・緊張はしていたようですが、楽しみながらやっていたと思います。
・今までより、他の子たちの動きが見れてました。
・はじめは緊張してヘラヘラしている感じだったけど、時間の経過と共に、堂々と張り切って演じている様子だった。
・意外としっかりしているなあと驚きました。
5.このワークショップを通じてお子様は変わりましたか?
・とても変化した 50%
・少し変化した 33%
・あまり変わらない 17%
どのような変化がありましたか?
・よく怒ったり、弟とケンカをするようになりました。自分の感情を表現するようになったのかなと思います。
・小さい子が増えたせいか、周りが見えていて頼もしく感じた。
・インプロの場所が、息子にとって、自分の考えや案を出せたり広げたりする必要な時間ではないかと思いました。
・楽しくて好きなことがまた一つ増えた感じです。
・目上の大人にも自分から話しかけていくようになりました。 ・夏休み中、ダラダラと生活していたけど、金曜日だけは早起きをして「今日はインプロだー。がんばるぞ」とキアイを入れていました(笑)
・他の習い事で伝承ゲームをした時、いつもは、口で言っていただけなのに、体で表現をつけながらゲームをしていたのに驚いた。
・自分の考えを一生懸命伝えようとする姿勢がよく見られました。
6. インプロをはじめたお子様から影響を受けましたか?
・影響を受けた 55%
・影響は受けていない 36%
・分からない 9%
どのような影響を受けましたか?
・子供の感情を大切にしたいと思いました。
・妹、弟も彼女からいい影響を受けています。
・自分も本当に楽しめる事をはじめようと思いました。
・元気をもらいました。
8.次回もこのワークショップに参加させたいですか?
はい 100%
いいえ 0%
・何よりも本人が楽しみにしているので参加させたいと思います。
・違う学校、学年の子と友達になれるのはいい事だと思うので。
・やりたい事、自分なりに自信ができると、やることの優先順位ができたり、自主性まで育つから。
・まだ変化や発見を見てみたいから。
・子供から進んで「やる!」って言う事が少ないので…楽しく表現豊かに育ってほしいです。
7.その他気づいたことや質問など、ご自由にどうぞ。
・いつもいろいろとありがとうございます。おかげさまでずいぶんたくましくなったと思います。
・心の安らぎを頂けるのだと思うから感謝しています。