ねんど講座は「ねんどセラピー」という手法を使っています。
ねんどセラピーについて動画をご覧くださいね。
ねんどセラピーとは?
みんなでねんどを作って楽しむ空間です。
ねんどセラピーには、いろんないいことがあります。
ねんどセラピーは「アートセラピー」の一つです。
絵画、音楽、演劇、ダンスなど、
いろいろな分野でアートセラピーが行われています。
ねんどセラピーは
ねんどを使ってセラピーします。
アートセラピーの効果
アートセラピーには3つの効果があります。
1.心理的投影
2.カタルシス効果
3.能力開発
これから一つずつ説明していきますね。
①心理的投影。
心は、人の中にあるけれど
でも、形がないもの。
だから、なかなか、自分の心を伝えることができないし、
相手の心もよく分からない。
多くの人は、「心」を「言葉」にして表現する。
だから、話すのが上手な人は、心を伝えやすい。
または、文章を書くのが上手な人は、心を伝えやすい。
でも、話したり、文章を書くことが苦手な子ども達もたくさんいます。
その子達は、自分の心を伝えられなくて、困っています。
そんなときにアートです。
例えば、絵には、描いた人の気持ちが表されています。
楽しい時には明るい色を選んでみたり
孤独だったら、絵に人が出てこなかったり。
アートには言葉にできない「心の状態」が現れています。
②カタルシス効果
カタルシス効果とは、簡単な言葉で言うと
「スッキリする」
です。
もやもやした気持ち
心配事、
暗い気持ち
そのように、心の中に抱え込んだストレスを解消し
スッキリします。
③能力開発
ねんどねんどセラピーを行なうと、能力が開発されていきます。
まず、そもそもの、ねんどでの表現が上手くなっていきます。
イメージしたことを、ねんどで具現化するために
さまざまな工夫が生まれ、表現力が高まっていきます。
また、想像力も高まります。
ねんどでは実際に存在しないものを作り出すことができます。
想像がねんどを通じて広がっていきます。
感受性も高まります。
ねんどを触ることでの、触覚からの刺激により、
感じる力が活性化されていきます。
それにつれて、日常での表現力が高まります。
相手の気持ちを察する、対人感受性が高まったり、
自分を表現することができていきます。
言葉だけではなく、表情、しぐさ、行動でも表現をし始めていきます。
人の成長には、2種類の方向があります。
・今よりもよりよい状態になるために、高めていく。
・今受けているダメージを癒す。
運動に例えると、
・筋肉トレーニングをすること
・マッサージをしたり病院に行くこと
に例えられます。
筋肉痛がひどかったり、ケガや病気をしている状態では、
筋肉トレーニングをしても、いい効果が得られにくいです。
まずは、ダメージを受けたところをなおしてからです。
表現をする時にも同じことが言えます。
ストレスを抱え過ぎた状態では、いい表現ができません。
まずは、ストレスを解消する必要があります。
ストレスをため込むと・・・?
では、ストレスをため込むとどうなってしまうのでしょうか?
作品例&遊び方
気を付けること
②診断しない。
例えば「あなたは、黒い色をたくさん使ったから疲れていますね。」
というような、診断は一切しません。
大人の方は、占いみたいな感覚で知りたがる方もいらっしゃるのですが。
それをしたとたんに、自由に表現ができなくなってしまうからです。
例えば「黒を使いたいけど、さっき黒は疲れている色って言ってたから、疲れていると思われたくないので黒を使うのやめよう。」というふうに。