「ねんど」をこねることは、「人生」を創ること。

私の創作の原動力は、「私自身が楽しみ、私の作品に触れた人が笑い、喜び、心に小さな灯がともる瞬間」を見たいという願いです。驚きや感動、時には新しい学び。そんな心の動きが生まれる場所を、私はねんどを通じて作り出しています。

私の活動は、表現の枠を超え、現代を生きる人々へ以下の3つの価値を届けます。

1.異質さを「豊かさ」として肯定する

私は、実在する生き物たちの驚くべき形や生態をモチーフに作品を創ります。自然界に同じ形が一つとしてないように、生き物たちの独特な特徴は、すべてかけがえのない「個性」です。 私の創る少し変わった生き物たちは、観る人に語りかけます。「人との違いを大切にしていい」「自分だけの特徴を活かして、自由に豊かに暮らしていい」。それらは、多様な生き方を肯定してくれます。

2.未来を切り拓く「遊び心」と「工夫」の種

子どもたちとの講座では、「失敗を恐れない」「自分も他人も否定しない」ことを約束します。ねんどをこね、試行錯誤し、遊びの中からアイディアを膨らませるプロセス。それは単なる造形遊びではありません。
自分のイメージを形にし、工夫して世界を作っていく経験は、そのまま「自分の力で人生を創っていく力」へと繋がります。正解のない時代を生き抜くためのしなやかな強さを、ねんどを通じて分かち合いたいと考えています。

3.「個」に閉じこもらない、響き合いの物語

私の作品は、私一人では完成しません。誰かとの対話、旅先での出会い、相手が語る情熱やこだわり。それらの刺激が私の感性と混ざり合った時、初めて新しい世界が生まれます。 「今、この瞬間」に生まれた即興性を大切にする私のスタイルは、一期一会のつながりを形にする作業です。私の作品に触れることは、他者との関わりによって自分の世界が広がる喜びを、追体験することでもあります。

    まとめ

    指先でねんどの形を変えていくように、私たちは自分の手で、明日をより面白いものに変えていくことができます。私の作品やパフォーマンスが、あなたが自分自身の個性を愛し、遊び心を持って人生という物語を紡ぎ出すための、ささやかなきっかけとなることを願っています。