ゆういちさんに教えて
いただいた中で特に
印象に残っているのは

「相手を周りをもっとよく見て
周りは宝物が溢れているよ」

「急いで先に進みすぎないで
立ち止まってもちこたえる」

と言う言葉です。私は自分の
好きな言葉に変換しているので
ニュアンスが少し違う
かもしれませんが。

この言葉は禅の発想に
似ています。
自分の欲求を外部のもので
今ないもので満たそう
とするのではなく自分に
「すでにあるものとして」
この世界を見つめていく
マインドフルネス的な。

そこで起こる気づきや
発想や衝動をすぐに
結果や行動に結びつけよう
とするのではなく

普通であること
私たちはそれをゆっくりと
自分に自分の中で
消化することが許されている
観客は人間そのものが
見たいのである。

もちろん演劇には
エンターテイメントな
側面があるから
観客が見たいものを
見せると言う精神が
必要となるが

「本当のものでないから
こそひとかけらの真実を
入れていく必要がある」

これもゆういちさんのことば

何を持って真実と言うのか
何を持って本当と言うのか

これには本当に考えて
しまいます。見せるという
側面において常に見られて
いるか計算する自分がいます。

私は自分自身に期待
しすぎているのであり
そしてまた同時に
本当の自分について
過小評価しすぎている。

何もしていないときの
「フラットな自分は」とても
退屈な平凡なつまらない
人間だと思っている。

前にゆういちさんやさよさんも
言ってくれたことがある
「こういちのもっとシリアスな
普通の演技が見てみたい」

いやいやそれはできますけど
見てもつまらないですよ。
と言う前置きの言い訳
をしておいて
シリアスな普通の
演技をしようとしてみたけれど

できない。

なんてこったい!
できない。

どうやら私は避難場所の
つもりでピエロと言う仮面
をかぶっているうちに
その魔法に本当にかかって
しまったようだ。

結構重症なんだなと実感した。

その後からが結構
長くなるのですが
その話はまた。

明日からは超多忙なので
続きはまた書きます。