「Bridging」とは?
赤ずきんは、森へ行きましたが、途中で忘れ物をしたことに気づき引き返しました。(赤ずきんはオオカミに会うことはないでしょう。)
「Bridging」とは、その名の通り、橋をかけることです。それもたった一歩で越えられる水たまりの上に、橋を架けるようなものです。つまり、次の展開が見えているにもかかわらず、先に進まず立ち止まることです。
社長が「お前はクビだ」と社員に言うべき場面で、
「昨日君が出した書類だが不備があって・・・」
等と言い、なかなか先にシーンを進めなかったりします。
観客は、先が見えすぎてしまうと、シーンへの興味をなくします。
「Bridging」の効果的な使い方
「Bridging」は効果的に使えば、クライマックスを盛り上げたり、サスペンスを作ることができます。
あかずきん「おばあちゃんの目はどうしてそんなに大きいの?」
このやりとりは、クライマックスへ向けて盛り上げる効果があります。
参考文献:Impro for Storytellers(Keith Johnstone著)