シアタースポーツは即興の演劇のチーム戦。
チーム対抗により、チーム内で協力し、
助け合うことが促されます。
異年齢の交流により、異なる考えを認め、
受け入れあうことを目指します。 2008年より子どもインプロ(即興演劇)を始めましたが、電子ゲーム等で一人の世界に籠り、友達と心を開いて遊べない子がどんどん増えていると実感しています。 学校や家庭では比較され競争を強いられ、友達は競争相手となり、協力や助け合う機会がなくなっています。 そこで、即興演劇(インプロ)を通じて、楽しみながら人と人との生の関わりを体験してほしいと私たちは考えるのです。 勝つために人を下げて戦う競争 ではなく、お互いに高めあえる、そんな競争を、伝えています。 負けた時はしっかり悔しがって、勝った時はしっかり喜ぶことがとても大切です。 とってもいい顔ですね! しっかり感情を動かすと、自然にストーリーもキャラクターもイキイキしてきます。 お互いに相手のことを思ってアイデアなどをプレゼントし合えるチームは、とっても興味深いシーンができあがります! お客さん役の子ども達も夢中で見ていますよ!! 言葉を使わず伝えるのは大変! 特徴を捉えて描いたり、悩まずに思いついたことをどんどん答えることが勝利の秘訣のようでした。 勝っても負けても、どちらも楽しめるチームはとてもいい笑顔でした。 上手・下手というよりは、 ・チームみんなが楽しめていた ・協力して、チャレンジしてた というチームが高得点でした!!

 

 

まずはコミュニケーションをとるところから!
初めは三人組を作るのもドキドキしてたけど、だんだん自分から積極的に声を出し、三人組を作れるようになっていきました。ただ遊んでいるのではなく、身体を動かし、声を出し、協力しあうことで、インプロをする土台ができてくるのです。

 

自分の頭の中だけでストーリーを作っても、自分の想像の範囲内でしか楽しめません。
いろんな人がアイデアを出したり、同じことをしても少しずつ違うから、自分の枠の外の世界を楽しめるのです。
それに、相手のアイデアに乗る方が自分のアイデアも湧きやすくなりますよ!

 

自分が作ったモノも相手が作ったモノも、
それを信じて大切に扱うことが大切です。
みんな真剣に取り組んでいますね!!

 

 

初めは大きい子が小さい子を注意したり、 小さい子が大きい子に頼ったりということもありますが、 だんだん自分たちで一番いい関わり方を見つけていきます。

年の差のあるグループは、自分の当たり前を出すだけで、
見た目、発想などが違い、お互いビックリ!
その違いをオモシロがれているのが素晴らしい!!

 

 

9日間、共に学んだ仲間に向けて、お互いにメッセージを色紙に書きます。
仲間のことを考えながら1枚1枚丁寧に書いていきます。

そして最後に、
ゆういちから卒業証書
として色紙が渡されます。
ひとりひとり呼ばれるたびに、楽しみな気持ちと、
ちょっと寂しい気持ちが入り混じります。

 

最後のプログラムは「未来への手紙」です。
半年後の自分に向けて、手紙を書きます。

半年後の自分へ向けて手紙を書くことで、今の自分を振り返ることができます。
そして、半年後の自分をイメージすることができます。
半年後の自分に向けたメッセージは、今の自分にとっての目標であり、
そこに行きつくまでの道のりをイメージすることができます。
イメージが強ければ、そのイメージ通りに人生が進みやすくなるのです。

 

 

このシアタースポーツで、子どもたちはいろんな大人たちから、いろんなことを学んでくれました。
頭で記憶したり、いい言葉を言うことよりも、身体をかすこと、心でじることを。
自分ひとりで頑張るよりも、相手を助けること、相手を楽しませる方が、自分も楽しいし面白いモノができること。

私たちは、学校や近所にはいない大人でいたい。子どもたちの前でもしっかり間違い失敗を楽しむことができ、
何度でもチャレンジできる大人。その姿を見て子どもたちが本当の意味での自由になれる、と考えるからです。

のメンバーの声

今回は、目の前の問題をスルーせず向かい合う、ということを心がけました。
なので、時々密かに厳しかったかもしれません。
また、自分ができていないくせに口先で指導するんではなく、
自分の考えと行動を一致させて指導しました。
ぼくのチャレンジや失敗をする姿を、子どもたちが見て学んでくれていれば
いいなと思います。
また今回のチャレンジは「心を揺らせること」
おとなしくしなくても、子どもらしく活発にしていてOKだというところへ
チャレンジしました。
子どもたちはシアタースポーツで、より子どもらしさ、そして自分らしさを
取り戻せたのではないかと思います。

 

子どもにインプロを教えているということは、本当の自分を伝えるということ。
 ・失敗を恐れずチャレンジできているか。
 ・思い切って自分の思ったことを出せているか。
 ・うまいことやろうとしてないか。
 ・自分の思い通りにみんなを動かそうとしてないか。
 ・みんなの世話をしようとしてないか。
と、常に問われていると感じていました。

子どもたちに「次いつやるの?」「またやりたい!」と言ってもらえたことが、
本当にうれしかったです。もっともっと正直な私自身で子どもに向かい合えるよう、
日々成長していこうと思います。

 

これで、2014年のまねきねこのシアタースポーツはすべて終了です!!
たくさんの仲間ができました いっぱいが動きました ワクワクしました
笑い声が響き渡りました 悔しいことだって嬉しい思い出

みんな!また会おうねヽ(^。^)ノ

開催日:2014年7~12月の9日間
    (7/27,8/10,17,28,9/14,28,10/19,11/23,12/23)
会 場:安城市文化センター、安城市青少年の家
参加者:小学4年生~高校1年生の23名の子ども達が参加しました。
講 師:仲野雄一 中和沙世子(特定非営利活動法人まねきねこ)
    渡猛(6-dim+ 8/28)今井純(東京コメディストア 9/14)
    カタヨセヒロシ(6-dim+ 11/23)
後 援:愛知県教育委員会 安城市 安城市教育委員会
助 成:独立行政法人国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」