あいまいな言葉を減らすこと

昨日のプレゼントのゲームや
安定した場面からのティルトを
作っていくと言う稽古に置いて

思ったのは、言葉をもっと意識して
後戻りできないところ、
自分が責任を負う
と思って置いておかなければいけない。

普段使っている言葉より
もう一つ前進して、冒険して
言葉をチョイスしていくこと。

相手のテンションを上げるには⁉
相手が喜びそうな提案とは⁉

「ナチュラル」で相手を
簡単に喜ばせることができるなら
今私はこうやって学んではいない。

ナチュラルで変わっていけるなら
苦労はしないが、
「変えていこう」と思ったら
一瞬自分を手放して
その上で選んだ行動が
今の自分にふさわしいかどうかを
自分で判断していく。

いろいろ知恵を絞って
あるいは普段の
自分とは違う視点で
言葉を発し、行動することで
少しずつその違いを知り、
確認し、改めてその上で
「取捨選択」していかなければいけない。

しかもそれは組む相手によって違う。
だからこそ本気になって相手を
よく観察してみる。

気が強いと思った相手は
意外と繊細であったり
弱々しいそうだと思った相手が
実は意外と芯が強かったり
真面目そうだなぁと思った人が
とてもユニークであったり

意外と全てが逆なのかもしれない。
自分にとって都合の良いイメージ
自分の人生経験の中から類型化
自分と相手とのあいだには
いくつものフィルターがある。

普段はその自分の勝手な
思いこみの中でも
何気ない会話はできる。
本当の相手の姿など
理解しなくても。

本当のところ知りたい
また知る必要があるのは、
相手の感情や
行動を動かそうとした時。

すなわち演劇で一緒に
演じることになる相手を
よく理解しておく必要がある。

「そうしないと」

演劇において信頼と言う
糸でつながることができない。
演劇を深いところまで
持っていくためには
すなわちじっくりと落ち着いて
見られる内容のある
ストーリーを作っていくためには

互いの信頼と言う見えない
つながりを頼りにすることによって
出したことのない感情を吐露したり
演じたことのない役割にチャレンジしたり
どうなるかわからない自分自身
すなわち深いところまで
冒険していくことができる。

ではこの信頼の意図(糸)と
言うのはどうやって作るのか?

誠実、共有、行動、許容
献身、冒険…

いろいろな要素があり
一つ一つが欠かすことのできない
いろんなことを経験してきた
私たちは(いや私だけかも)
あけっぴろげに人を信頼すると
言う時期はもう過ぎて
その人自身が安心できると
確信した時に、はじめて

本質でつながれる。

今毎週行っている稽古を
積み重ねていくうちに

この信頼の糸、
ラポールとも言いますが
を紡いで行けたら良いな。

お互いがお互いの冒険を
応援し、ささえあえるような、
演劇がしたい!