シアタースポーツ

シアタースポーツ


シアタースポーツとは 「スポーツのようにエキサイトして見ることができる演劇」をコンセプトにした演劇です。 これを考え出したのはインプロ(即興演劇)の創始者キース・ジョンストンです。
「これまでの演劇は黙ってイスに座って観るものであった。 しかし演劇をもっとエキサイトして観るものにできないだろうか? まるでスポーツ観戦をするかのように・・・。」
そうしてできたのが「シアタースポーツ」です。



シアタースポーツ


3~5名のチームが2~4組登場し、 インプロのシーンで対決します。 出演者は助け合い、協力し合って、 スポーツであるかのように演技をプレイします。 観客や審査員のジャッジによりシーンに得点がつけられ、 観客はスポーツを観るかのように演劇を観戦します。
キースジョンストンがこのシアタースポーツを上演してからというもの、 世界中で演じられるようになり、 現在では国際大会も行われています。 日本でも今から20年ほど前に行なわれるようになり、 東京や大阪などで多く開催されています。


さて、今回上演される、ここ愛知県はというと、インプロはまだまだ知られていないようです。
そこで、愛知県にて「シアタースポーツ」を流行らせるべくまねきねこがこの公演を主催いたします!

シアタースポーツはこのように進みます。

「シアタースポーツ」は普通の演劇の公演とは少し違うようです。
では、どのように違うのでしょうか?
見てみたいと思います。

開演前からエキサイティング!

一般的な演劇の公演は劇場で上演されます。
開演まではお客さんはパンフレットを読んだりしながら静かに座って待っています。
または一緒に来た友人とおしゃべりしながら待っています。

それに対し、シアタースポーツはカフェやライブハウスなどで上演されます。

シアタースポーツ

今回の会場のK・Dハポン。
普段はバンドのライブが中心のカフェです。

そしてお客さんはあまり静かにおとなしく待っていたりはしません。
ドリンクを飲んだり、食事をしたり、友人とおしゃべりしたり。

シアタースポーツ シアタースポーツ

前に観に来た時に友達になった人と話す人もいます。
シアタースポーツの会場ではその日に出会った人とも気軽に話せるような
「パーティー」のような空気が流れています。

海外では、シアタースポーツが広く広まり、
夕食後にシアタースポーツを観に行くというライフスタイルが普通だとのことです。


また、お客さんのファッションにも注目です。
公演のテーマや季節に合わせて思い思いの衣装を来ています。
「楽しませてもらう」のではなく「自分から楽しむ」気持ちで参加しているのです。

シアタースポーツ シアタースポーツ

この日はハロウィンが近いこともあってコスプレが目立ちました。
このような雰囲気で会場が包まれています。
これはシアタースポーツを熱狂的に楽しむための準備といえます。
せっかく楽しんでもいいイベントでも、
周りがしら~っとしていたら盛り上がりにくいですよね。
思う存分楽しむための空気づくりなのです。

ショーが始まります!

シアタースポーツ

まずは、司会者が登場し、ショーが始まります。
スポーツにおける解説者の役割もします。
これからお芝居を見るのですが、
あたかもスポーツのイベントに来たかのような感じです。

全ては即興で行なわれていきます。
ステージ脇には、ピアニストなどの即興演奏者がいます。
演奏も即興です。
照明も音響も即興です。

プレイヤーの登場!

「それでは、チームの登場です!
みなさま、大きな拍手でお迎えください!」
司会者の紹介により、プレイヤーと呼ばれる出演者が登場します。
演技をプレイする選手ということで出演者ではなくプレイヤーなのです。

3~5名のプレイヤーがチームごとに登場します。
観客は大きな歓声と拍手で迎えます。

シアタースポーツ

ジャッジの登場!

「それでは、ジャッジの登場です!
みなさま、大きなブーイングでお迎えください!」
コメンテーターの紹介により、ジャッジとよばれる審査員が登場します。
ジャッジはプレイヤーの演技を厳しく審査します。
お客さんはプレイヤーの味方ですから、
プレイヤーに厳しい審査をするジャッジのことは嫌いです。
いきなりブーイングで迎えます。

「ブーイング」があるのが、シアタースポーツの特徴の一つですね。
海外ではブーイングの文化がありますが、日本にはありませんね。
ユーモアを持ってブーイングができるような文化を育てていきたいですね。

宣誓!

スポーツですので、宣誓があります。
「スポーツマンシップにのっとって正々堂々と演じます!」
このスポーツマンシップはとても大切で、これがないといいショーにはなりません。

即興の演技を見た時に気分が悪くなることはありませんか?
一人のプレイヤーだけにシーンの責任を押し付けて他のプレイヤーが協力をしなかったり。
特定のプレイヤーだけにムチャぶりをしたりして、いじめのような空気を感じたり。
それはスポーツマンシップがないからです。

チーメンバー同士が協力してシーンを作っていくことが大切です。
ショーを成立させるために、時には敵である相手チームのシーンを助けることすら必要となってきます。
この協力が見られるのがシアタースポーツの見どころの一つです。
演技なのにまさにスポーツなのです。

また、即興のふりをしてあらかじめ作った台本を演じてしまうのも、
スポーツマンシップに反します。
そのようなプレイヤーは初めから出演させませんし、
もしそのようなことがあれば、ジャッジがその場で厳しく指導をします。

この考え方を舞台側もお客さんも共有しているので、
存分に楽しむことができるのです。

対決スタート!

同じテーマで、各チームごとにシーンを演じていきます。
演技はすべて即興で行なわれます。
ゲーム形式になっているものを使って、制限のある中でシーンを作ることもあれば、
制限なしでシーンを作ることもあります。
プレイヤーは自分のチームのシーンを考えつつ、
全体のショーの流れも考えてシーンを作っていきます。

強制終了!

即興ですのでどんなシーンが生まれるか分かりません。
とても面白いものもあれば、とてもつまらないものも生まれるでしょう。
それをジャッジは判断をし、つまらないシーンには強制終了をかけます。
シアタースポーツ

このホーンが「パフッ!」と鳴ると、シーンは強制終了です。
それ以上演じることはできません。

「途中で辞めさせられるなんて、プレイヤーがかわいそう。」
「途中で辞めさせられるなんて、プレイヤーとして参加するのは怖いなぁ。」
と思いましたか?

しかし、即興でつらいことの一つは
「面白くなりようがないのに続けなければいけないこと」です。
よく「失敗してもいい」とか「失敗を楽しもう」と言いますが、
本当の「失敗してもいい」は、失敗したら失敗を認めて、さっさと次に行くことです。
失敗した無様な姿を人前で長く晒すというのは、失敗に対する罰のようなものです。
罰があると失敗が怖くなってしまいます。
プレイヤーは辛いと思いながらシーンをしています。
お客さんにもシーンが上手くいっていないことがバレています。
誰もいい思いをしていないのですから、さっさと終わらせて次に行く方がいいのです。
このように、プレイヤーにも、お客さんにも、配慮がされています。

退場!

プレイヤーが失敗を恐れてしまうと、萎縮してしまったり、
充分な力が出せずに終わってしまうこともありますので、
失敗してもOkな空気ができています。

プレイヤーは失敗を気にせずのびのびと遊び心を活かして
演技をするくらいがちょうどいいのです。

しかし、逆にプレイヤーが羽目を外し過ぎても困ります。
共演者が作ったシーンを壊してばかりになったり、
お客さんに失礼な関わりをしてしまったり。
あまりにひどいプレイヤーがいた時には、ジャッジが罰を与えます。
シアタースポーツ

頭からズタ袋を被せられて、反省スペースにしばらくいなければなりません・・・。

採点!

シアタースポーツ

フィギュアスケートなどで演技が終わったら、点数が付けられるのと同じように、
各チームの演技が終わると、ジャッジによる採点が行われます。

ジャッジは1~5の番号札を持っており、シーンに対して点数を付けます。
ジャッジは3名いますので、最低3点から最高15点までの得点が付くことになります。

そして次のラウンドへ!

シアタースポーツ

このサイトによく出てくるラウンドガールですが、ここで登場します。
シアタースポーツはボクシングのようにラウンド制になっており、
このような対決を4~5回繰り返し、最終的な勝者を決めます。

ユーモアのあるショー

このような流れでシアタースポーツは進んでいきます。
いろいろな「スポーツ」をモチーフにして、
「演劇」をエキサイティングなものにしています。

しかし「ブーイング」や「強制終了」、「退場」、
そして「表現に点数が付けられる」など、
ちょっと抵抗のある考え方もあるかもしれませんね。

これらは、ショーを楽しむためのユーモアです。
ブーイングだからといって本当に批判をするわけではないし、
退場させて罰を与えるといっても本当に罰を与えるわけではありません。

「勝敗」も演技的な「優劣」としてしまうと、俳優としては辛い場ですが、
これもスポーツの勝敗と同じく、ただの「勝敗」なのです。

ゲームとして楽しむユーモアを、出演者も観客も持ち合わせて楽しんでいるのです。
例えば、格闘技も本当に殺し合ったりしたらつまらないですよね。
提供側は観客が楽しめる範囲を理解しているのです。

そして、ここまで書いた事は、ほんの一例ですので、
いろんなショーがこれから生み出されるでしょう。
テーマや出演者が変われば、
いろんなアレンジをされたショーを作っていくことが可能です。

国際ライセンスについて

シアタースポーツは、国際シアタースポーツ協会にてライセンス管理されています。

国際シアタースポーツ協会 International Theatresports Institute

 

国際シアタースポーツ協会によってライセンス管理されているフォーマットは3つあり、
シアタースポーツ、マエストロ、ゴリラシアターです。
シアタースポーツはチーム対戦型、
マエストロは個人戦、
ゴリラシアターは演出を競い合います。
ライセンスは基本、各都市に一団体とされており、
日本でも各地でライセンスを持った団体がシアタースポーツを上演しています。
まねきねこは「シアタースポーツ」と「マエストロ」の愛知県地区でのライセンスを取得しています。

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