笑わせる技術

2015年7月20日、愛知サマーセミナーで講座「笑わせる技術」を開催しました。
会場は、中学校の教室です。

笑わせる技術

たくさんの方が参加してくれました。
下は小学3年生から、上は50歳。

「笑い」は一見つかみどころがありません。
「センス」「才能」「空気」という形のないもの。
それを「技術」という明確な形にして身につけようというものです。

ですので「小学生には難しいよ。」と言ってお断りしていたのですが、
一限目の僕のパントマイム講座を受けた小学生の男子たちはそれでも受けたいと
参加してくれました。

笑わせる技術

初めは、笑いを学ぶ際の注意事項をお伝えし、
「すべっても大丈夫」な場を作りました。

また、ただ笑わせられればいいというのではなく、
「誰を」「何のために」笑わせるのか?
を考えました。

「楽しませたいから。」
「仲良くなりたいから。」
「落ち込んでいる友達を元気にしたいから。」
「緊張している人の緊張を和らげたい。」

結果、テレビでよくある、相手をたたいたり、バカにするような笑いではなく、
相手といい関係を作るための笑いを目指すことで、この場は一致しました。

そして、実際に体を動かして実践。
焦って面白いことを言う前に
「相手のボケを拾っていく」ことからスタートしました。

笑わせる技術

そして、せっかく教室が中学校ということで、

小学生にとっては、似ているけどどこか違う教室、
大人にとっては久しぶりに足を踏み入れた教室。

参加者全員で教室をよく観察してみました。
そこには、笑いの元がたくさん!

参加者が見つけた疑問点を、
みんなで笑いに作り上げました。

教室の窓際に謎の箱。
これは何だろう?

笑わせる技術

「火事の時に窓から降ろすハシゴ。」
はじめはこのような”正しい”答えでしたが・・・

「じゃあ、これ、どうなってたら面白い?」

「中に校長先生が入っていて、穴から授業をずっと見てる。」
「中に消防士が入ってる!」

という、アイディアが出はじめました。


時間割。
土曜日は授業がないので「※忘れ物禁止!!」と書いてあります。

笑わせる技術

土曜日の授業内容を考えよう!

5限目の「禁」の時間は?
「大人のことを勉強する時間!」

放課後の「!!」の時間は?
「驚かせる時間!」
「誰を?」
「先生を!」


黒板のマグネットを見ると・・・

笑わせる技術

「よしこ」って貼ってあります。
なぜなんだろう?

「先生の名前がよしこ。」

「よしこを封印してある。」
「ん?封印?」
「シールがキョンシーの顔に貼ってある紙みたいだから」
「じゃ、これはがしたらよしこが出てくる?」

「先生の愛人がよしこ。」
「これ見るたびに私を思いだしてね、って渡された。」
「先生はマグネット見るたびに、よしこにメールする。」

だんだん想像力がが膨らんできました。
教室が笑いに包まれてきています。


そして、みんなが、普通はこうだと思っている前提をつかんで
そこからずれたものを探しました。

学校は勉強する場。
勉強に集中するべきなのに・・・

笑わせる技術

教室の窓から見えるのは、東山動植物園の観覧車!
勉強に集中できない。


参加者からこの部屋の疑問がどんどん出てきます。

小学生の参加者「なんで、この部屋には一つだけのものばっかりなの?」
「?」

窓際にはたくさん雑巾が干してある。

笑わせる技術

本来雑巾を入れるはずのロッカーには・・・

笑わせる技術

雑巾が1枚だけ。

教室には扇風機が4つあって、

笑わせる技術

1つだけ古い。
奥のは羽が青くて新しい。手前のは黄ばんでいる。

ロッカーにはきちんとほうきが並べてあるのに、
窓際にホウキが1本だけ出ている。


ここで、笑いの典型的な技術「天丼」を教えました。
「天丼」とは一度出てきた印象的なものを、再登場させる技術です。

窓際にホウキが1本あるのはなんで?
「空からホウキに乗ってやってきて窓から入った」

「なんでホウキがそこに置いたままなんだろう?」
「あ、ホウキに乗って窓から出ようとして、窓に引っかかって体だけ落ちて死んじゃったから。」

「誰が?」
「よしこが」

笑わせる技術

「そして、その中によしこが入ってる!」
「そして、マグネットの封印をはがすとよしこが現れる!」

絵にするとこんな感じだそうです。(参加者のアンケートより)

笑わせる技術



笑わせる技術

笑いの中で、楽しみながら、笑いを学べたのではないかと思います。
面白いことは、周りにたくさん転がっている。
それに気づいて、笑いのある生活を送っていきたいですね。


会場となったこの教室、学校生活が楽しくなるように、先生の工夫がたくさん見られます。

笑わせる技術

掃除当番のない「ラッキ~」な日があったり、

笑わせる技術

このような紙が貼ってあったり。
普段も、笑いのある楽しい教室なのでしょう。
会場にも恵まれた講座でした。

そして、今日、大活躍した「よしこ」。
結局、誰だったのでしょうか?

笑わせる技術

参加者の感想

たくさんの感想をいただきました。
その中の一部をご紹介いたします。


自分の中で「こういう理由でこうなっているんだ」と思って自己完結していても、そういうことに素直に疑問を感じられる人たちもいるんだと思った。
特に小学生の子から、どんどん気付きポイントが挙げられることは「へぇ~」とも思った。
そう思うと同時に、自分の考え方が固くなっていると反省する機会でもあった。(20代 大学生 男性)

今日はおもしろかったりしていたけど、
じつは、ぼくは「すべるのでは」と思っていたけどだいじょうぶでした。(小学生男子)

さいしょはつまんないと思っていてもすごくおもしろかった。(小学生男子)

すごく楽しかった!!動きのワーク。
気づいて・つっこむ・そこにのっかる笑いがたくさん出て☆
人と違うの大好きだから、それがOKのこの場にまた今日も参加できて嬉しいです。
中二の子どもを笑わせようとするほと「しらー」ってされるけど、
今日のワーク受けたので、少し違ってくると思います!!(女性)

人に興味を持つことが大事だと思いました。
笑いの基本が分かり、これから応用実践していきたいと思います。
話すことが楽しくなりそうです。(50代 会社員 男性)

笑わせたい!笑いたい!という視点をいつももらっていれば、
いつも笑いあっていられるんだなと思った。
習ったことを意識しながら、
いつもみんなで笑っていられる生活を目指そうと思います。(30代 女性)

笑わせてもらいました。
普段からツッコミ力を鍛えたいと思いました。
先生のフォローも上手だったなと思います。(男性)

よくわかったし、楽しかった。
けど、根本的なこと、人を楽しませたい、とか、仲良くしたい、とか
その部分が、私に足りないのかも。(女性)

話し方のテクニックがとても参考になりました。
声の抑揚といい間の取り方といい安心して講座の内容に集中できました。

今までなんとなく感じていた「笑い」や「ツッコミ」を丁寧に噛み砕いて説明してもらえたので、
ぼんやりしていた解釈が明確になると共にこれからに活かせそうです。ありがとうございます。(男性)

よしこ ツッコミの心得等、初耳な事が多くて、目からウロコでした。
楽しかったです。(同じくらい恥ずかしくも)
(女性)

今回は、笑いの基本が分かり良かったです。
その場を和ますことのできる+人の魅力を引き出せる、
優しく、温かい笑いを目指していきたいです。(30代男性)

笑わせる技術の内容を聞くと、今までの上手くいったことや、失敗したことが、いろいろ明確に分かった。
自分より下でも上でも上手にツッコンだり、コミュニケーションに組み込んで、お互い楽しいコミュニケーションを取れるようになったらいいな。
下心を見せる、というのが「なるほど」と思った。
相手と良い関係を取りたい、という気持ちがあれば、良い関係のコミュニケーションが取れると思った。面白い講座でした。

早速、帰ったら、帰り道にでも周りをよく見てみたいと思います。(40代 女性)

初めて参加しましたが、楽しかったです。
「笑い」は一人では起こらないと思うので、
人との関係を大切にしていきたいと思います。
まねきねこのチラシはユースクエアでよく見るので興味がありました。
また機会があれば何か参加したいです。
ありがとうございました。(30代 女性)

開催実績

講座名 笑わせる技術
日 程 2015年7月20日
講座概要 笑いは才能やセンスだと思っていませんか?笑いは技術です。 普段、地味で控えめなあなたもいくつかの技術を学ぶことで周りを楽しませる面白い人になれる!
講 師 仲野雄一
主 催 第27回愛知サマーセミナー実行委員会 ・愛知県私立学校教職員組合連合 ・私学をよくする愛知父母懇談会 ・愛知県高校生フェスティバル実行委員会 ・NPO法人アスクネット
講座名 笑わせる技術 ~笑いは才能やセンスじゃない~
日 程 2016年7月27日
講座概要  
講 師 仲野雄一
主 催 くるるセミナー

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